谷中着付け屋ブログ

是枝監督

Posted on 6月 12th, 2018 by akko

着付けルームのゴーヤが実を膨らませ始めた今日この頃、行ってきました!『万引き家族』

『・・・ハートウォーミングな家族の物語ではありません。非情で辛辣で苦いアイロニーに満ちた群像劇でした。
現代の寓話とドキュメンタリーが同居した砂を噛むようなきわどい話、だけどリアルで心えぐられる。

「役がみんなの体を通して起きてくるって言う……ストーリーをただ運ぶとか、映像を重ねていくとかじゃなくて、(監督は)人間の心の動きをよく見ていてくれるから…」(樹木希林)

番外「保育が子どもたちの体を通して起きてくるっていう…計画通りにただ運ぶとか、活動を重ねていくとかじゃなくて、(保育者は)子どもの心の動きをよく見ているから…」

なんて、書き換え可能な普遍性もあり…。

役者の振れ幅も、人としての奥行きも、社会との距離感も絶妙でした。
特に圧巻は安藤さくら!

子役の二人の仕草や視線も痛み入りました。悲惨な虐待事件と重なり…。

樹木希林はオバケですね。
その顔や表情が誰かに似てる、誰だ?と思ってエンドロール見たら、音楽細野晴臣とあり、あっ樹木希林は細野さんだ、と。

池松壮亮と高良健吾、緒形直人がほんのわずかの出番でいい味出していました。

贅沢な映画ゆえの不満もわずかながらありますが、是枝さんはこのままでは終わらないでしょう。
次作はフランス映画ですね』
と、敬愛する友人のタマジちゃん感想。
この感想がいいぃー!!!

出張着付け、谷中着付け屋

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